キミ子方式っていったいどんな描き方なの?
そんな疑問にお答えします。

キミ子方式とは、1975年に松本キミ子氏が、絵が苦手、絵が描けない人のために考案した絵画技法です。
@三原色(赤・青・黄)と白を混ぜ合わせて描き始めの一点の色を作ります。
Aその描き始めの一点から輪郭線をかかずに、となりとなりへと描き広げます。
B画用紙が足らなくなったら足し、余れば画用紙を絵に合わせて切り取ります。
C基本は4つ。最初は「色つくり」次に植物の代表「もやし」次に動物の 代表「イカ」そして人工物の代表「毛糸の帽子」と順序が決まっています。



では具体的に「もみじ」の葉の描き方をご紹介しましょう。


1. モデルは描きやすいようにまっすぐ置きます。
描き始めの一点は茎の一番下から。


2. 茎の下から上に向かって筆を進めます。
植物は成長の順に描く約束です。


3. 真ん中の葉脈を下から上へ
そして、右利きの人は左側の葉脈を描きます。


4. 葉脈を描く順番は、バランスをとるために、
真ん中・左側・右側・左側・右側と描き進めていくのです。


5. どんどん葉脈を描き足していきます。
右下の葉脈を描けば、骨組みが出来上がり。


6. 色の塗り始めも、真ん中の葉脈の左下から始めます。
あせらずに、少しずつ隣と隣へと描き進めます。


7. 葉脈を描いた順番と同じように、
真ん中・左側・右側・左側・右側と塗り進めていくのです


8. 忘れずに、葉っぱの穴や傷も描いてくださいね。
自然の物ですから傷や汚れがある方が、リアルですよね!


9. キミ子方式では、最後に構図を考えます。
影を描き加えることにより、立体感が出てきます。


10. 描いた絵が恰好よく見えるように右側に傾けました。
最後にサインを入れたら完成です。


ほかの題材においても、基本は同じ。
右利きの人は現物を自分の左側において、原寸で描いていきます。


栗とヒノキを横に置いて、現物と同じ大きさで隣へ隣へ。


絵が描けたらサインをいれましょう。


植物の基本ルールはただ一つ・・・成長の順に・・・


フーセンカズラの完成です。



ちょっと難しけれど、ゴーヤに挑戦してみましょう。

基本は同じ、現物を左に置いて、成長の順に一点から隣へ隣へ


全体を見ないで、一部分から描き広げます。



ゴーヤの実が完成しました。 
このままでも十分立派な作品です。


まだ頑張れる人は、茎や葉っぱや花を描き加えましょう。


見ごたえのある、こんな作品になりました。


ボールペンで描いても基本は同じですよ!



モデルさんはタンポポの綿毛


植物は成長の順に・・・茎を下から上へ


頭を描いて枯れたガクを描きます。


綿毛を一つ一つ描き加えていきます。


もっともっと綿毛がいっぱい・・・
まぁるくまぁるく仕上げていきます。


飛び立つ綿毛を加えれば・・・
ほら!風を感じさせる絵になりましたよ!



いかがでしたか?
ほんの一部の描き方をご紹介しましたが、今までの描き方ときっと違うと感じていただけたはずです!?
このようにキミ子方式では描き方が具体的にルール化され、誰にでも基本をマスターすれば、楽しく絵を描くことができる技法なのです。

絵が描けないのは才能や遺伝ではなく、ただ描ける方法を教えてもらっていなかったから・・・・・
その方法を学べば誰でも絵が描けます! と、キミ子方式は断言しています。

やってみたいと思われた方、興味がある方
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             佐藤昌宏